電気かんり北海道が発行された件

ざっくり言うと
1 電気かんり北海道が発行された
2 電気設備の更新について重点的に解説されてるもよう
3 詳しくは担当電気管理技術者へ相談するのが良いとのこと
 一般社団法人北海道電気管理技術者協会が発行する電気かんり北海道が発行された。
今回は電気設備のリニューアルについて解説してある。高圧電気設備の更新時期については昔から議論が重ねられてきており、約10年〜20年が取替時期として推奨されるようになった。
 よく電気設備は自動車や人間に例えられ、車検や健康診断で説明されることが多い。車検も健康診断も本人に受ける気が無ければ受ける必要が無い。受けなかった結果、故障、事故、最悪死亡する事もある。電気設備も同じで停電させて行う年次点検と、人間で言うところの年齢である製造年からの経過年数を基に劣化具合を診断し、悪ければ交換する必要がある。健康診断の場合はそう言う訳にはいきませんが‥
 はっきり言って各電気設備の状況が違う為、経過年数は目安にしかなりません。海岸付近塩害地区の屋外電気設備と市街地の屋内キュービクルとの劣化が同じな訳がありません。電気かんり北海道に更新推奨時期が載っていますが、この年数は基本的には塩害地区の屋外電気設備に合わせて作られていると思われます。長く電気管理技術者を行なっていると、空調の効いた屋内キュービクルの中にある開閉器等が15年程度で劣化しない事は判っています。
 結局総合的な判断は担当の電気管理技術者と相談しながら行っていくことになります。将来的には微地絡診断や常時監視による温度上昇などをAIにより診断する時代が来ます。それまでは、電気管理技術者とのコミュニケーションを密にして経営判断をしていくのはいかがでしょうでしょうか。

永見電気管理事務所

北海道(苫小牧市)を中心に電気に関する相談・管理・紹介を行っております。 電気のことでお困りの際は、一度ご相談ください。 携帯:090-1336-1819 E-mail:nagamiyasuhisa@gmail.com

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